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カバー付ベアリングユニットの取付け

図12
図13
図14

カバー付ベアリングユニットについても軸の選択,軸への取付け,および軸受箱の取付けは標準形ベアリングユニットと全く同様であり,カバーの取付けにも特別の工具や治具を用いないで簡単に取り付けることができます。

カバーの取付け手順

  1. ベアリングユニットに取り付けられたカバーを取り外します。鋼板製カバーは手で簡単に取り外せますが,固くて取り外しにくいときは図12に示すように,ドライバなどを用いて取り外します。
  2. 防塵防湿効果をより高くするためカバーに組み込まれたゴムシールの2枚のリップの間には一杯,カバーの内側にはその空間容積の2/3程度グリースを詰めます(通常カップグリースを使用します)(図13)。
  3. グリースを詰めたカバーの一つを先に軸に通します。この時ゴムシールのリップに傷を付けないよう,軸の先端はあらかじめ面取りしておくとよいでしょう。軸を軸受に通し,軸受箱を機械に確実に取り付けます。
    六角ボルトの締付けトルクはこちら

    軸受箱を取り付けた後軸受を軸に固定します。
  4. 軸に通してあるカバーを軸受箱の印ろうにはめ込んで固定します。鋼板製カバーは鉄ハンマで直接強くたたかず,合成樹脂または木片を当て,45°方向からたたくようにします。また,1箇所だけをたたかずに,カバーが回転しなくなるまで全周を均等に打込み,軸受箱の溝にかしめなければなりません(図14)
    鋳鉄製カバーは3本のボルトで締め付けます。
  5. もう一つのカバーに手順2と同様にグリースを詰め,軸に通します。閉じカバーの場合は軸受箱の印ろう部にグリースを詰めておきます(図13)
  6. 軸に通したカバーを,手順4と同様に軸受箱の印ろうにはめ込んで固定します。

取付,取外しのしやすい鋼板製カバー

  1. NTN鋼板製カバー付ユニットは,下記のように軸受箱にカバー加締溝が加工してあります(図16)。カバーを加締溝に挿入し,合成樹脂または木ハンマーで45°方向からたたくと,その反力によリカバーが加締まり,固定できます(図17)。(ただし,#204は圧入方式)他社製品はすべて圧入方式のため,カバー取付けが困難です。
  2. カバーの取外しがしやすいよう,カバー外径にドライバー溝を設けているため,軸受箱とドライバーをてこにして簡単にカバーをはずすことができます。
図16   図17